毎年この時期になると、学校関係の仕事が多くなります。先日も堺市にある小学校に伺いました。音楽室と体育館にあるピアノの調律です。特に体育館は底冷えがするので、手がかじかんで、チェックのためにピアノを弾こうと思っても指が動かず苦労します。
音楽室で調律をしていると、男の子が3人入って来ました。グランドピアノの中を興味深そうに覗き込んでいます。「すっげ~!ピアノの中ってこんな風になってたんや・・・」 しばらくしたら、飽きて出て行くだろうと思っていたら、いつまでも眼を輝かせて見ています。
音合わせが終わって整調をしながら、ピアノの仕組みを説明してあげました。音域による弦の長さや太さの違い、アクションの仕組み等・・・ すると男の子達は、「グランドピアノの真ん中のペダルを踏むと何が変わるの?」「高い音になると鍵盤を離しても音が止まらないのはなぜ?」と質問が飛び出しました。なかなかピアノのことを分かっている様子です。
訊いてみると3人は6年生で、その中の2人はピアノを習っているとのこと。ソステヌートペダルの仕組みや、ダンパーが高音部には付いていないことなどを説明しました。その後ピアノの中の掃除も手伝ってもらい、最後にピアノにカバーをかけていると、自主的に手伝ってくれました。
最近は子供達の自主性の無さや、コミュニケーション能力の低下などが話題になりますが、先日の子供達を見て少し安心しました。
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